フリーランス協会のベネフィットプランは、フリーランスとして活動している個人が年会費を払って会員になると、賠償責任補償や確定申告のサポートなどを割引価格で受けられるサービスです。

フリーランス協会は2017年6月にできた新しい組織で、まだ加入している人がそれほど多くありません。そのため、周囲に加入している人がおらず、加入を迷っている人もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではフリーランス協会のベネフィットプランに加入するメリットがあるかどうか解説します。

フリーランス協会とは?

フリーランス協会の正式名称は「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」で、代表理事は平田麻莉氏がつとめています。

ナントカ協会というのは数多くありますが、中には会員を集めて会費を稼ぐことだけが目的の会員制ビジネスではないかと疑わしくなるものあります。そのため、知名度の低い協会に加入するなら加入前に見極めたいところですよ。

フリーランス協会のベネフィットプランの年会費は1万円ですが、結論から言うと、1万円で受けられるサービスとしては十分な内容があると言えます。

フリーランスは守ってくれる組織がないので、少しでも不安を解消できる仕組みがあると助かりますよね。フリーランス協会は多くの人が集まることでさまざまなサービスが団体扱いになり、割引価格で利用できるというものです。そのため、月額800円ほどの価格で利用できるのは決しておかしな話ではありません。

フリーランス協会のベネフィットプランに加入すると得られるメリット

フリーランス協会のベネフィットプランに加入すると、自動でついてくるサービスと割引価格で利用できるサービスがあります。以下で主なサービスについて説明しますが、この点に注意してください。

フリーランス賠償責任補償(自動付帯)

あなたの仕事に訴訟リスクがあるなら、賠償責任保険が自動付帯されるベネフィットプランはそれだけで加入する価値があるといえます。業務遂行中の対物・対人事故、情報漏えい、納品物の瑕疵、著作権侵害などが広く対象とされているためいざという時に役立ちますし、保険がかかっているというだけで安心感もあります。

ただし、保険金が支払われる条件については十分確認してください。フリーランスの仕事の幅は広いので、職種によってはあまり役立たないこともあるでしょう。疑問に思う点があるなら問い合わせてきちんと確認したほうが良いです。

WELBOXが利用できる(自動付帯)

WELBOXとは、団体向けに提供されている福利厚生サービスです。こうした福利厚生は一般の会社でも導入しているところが増えており、会社が単独で契約するよりも幅広いサービスを利用できるのがメリットです。

たとえばスポーツジムに割引価格で入会できたり、温泉施設や保育施設、健康診断などを割引価格で利用できたりします。入会前から利用しているサービスがあれば、価格が割引になるだけで年会費以上のメリットがあるかもしれません。

定期的な健康診断と合わせて人間ドックを受けたいのであれば、WELBOXと提携している医療機関で受診すれば安くなります。毎年、秋から冬の間は人間ドックの割引率が高くなり、過去の実績では最大で40%もの割引がありました。それでも人間ドックは高いと思う場合は、「WELBOX基本健診」というパックを利用すれば、一般の健康診断以上人間ドック未満の健診を安く受けることができます。

チャットワークが無料(自動付帯)

得意先とのやりとりの手段としてチャットワークを利用しているフリーランスも多いでしょうが、ベネフィットプランに加入すると月額400円のパーソナルプランが無料になります。これを利用しているなら、入会するだけで年会費の半分を回収できることになります。

所得補償保険に加入できる(別料金)

所得補償保険は病気やケガで働けなくなったときに、その間に得られるはずであった収入を補償してくれる保険です。働けなくなった期間が7日を超えると保険金が支払われますが、一般的な所得補償保険は働けない期間が少なくとも60日を超えないと支払われないのでかなり短くなっています。フリーランスは会社員や公務員のような傷病手当金がありませんので、収入減少を補ってくれる仕組みはありがたいものです。

ベネフィットプランに加入していると、同じ保険に個人で加入する場合と比べて保険料が47.5%割引になります。なお、所得補償保険で保険金を受け取れるのは入院しているときと在宅療養をしているときですが、単に静養しているだけでは在宅療養には当たりません。医師によって在宅療養が必要と判断されないと保険金は受け取れませんので注意してください。

なお、フリーランス協会が用意している福利厚生は以下の図のようになっています。


引用元:フリーランス協会 入会のご案内

コワーキングスペースが割引価格で利用可

コワーキングスペースを活用しているなら、フリーランス協会が提携しているコワーキングスペースを利用すれば割引価格になります。単発で利用できるところは少ないので今ひとつですが、提携しているコワーキングスペースは26社あるので、乗り換えを検討できる人もいるでしょう。

その他(別料金)

その他にも、以下のようなサービスがあります。

  • freeeや弥生会計などの会計ソフトが割引価格で利用可
  • ジャパンネット銀行の営業性個人口座で手数料優遇
  • アメックスカード 初年度年会費無料
  • AIと弁護士による契約書レビューサービスが割引価格で利用可 など

フリーランス協会は十分にオトク

フリーランス協会が提供しているサービスを全く利用しない人には何のメリットもありませんが、1つも該当しないという人は意外と少ないのではないでしょうか。

特にWELBOXは、パンフレットでわかるのはごく一部です。そのため、入会して実際にサイトをくまなく見れば、利用できるサービスが1つや2つは誰でも見つけられるでしょう。

なお、年会費はもちろん経費になります。1万円の出費くらい、迷わず支払えるフリーランスになりたいものですね。

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